プレイベント
ドバイWCデーは3月最終土曜日に開催されますが、それに先駆けていくつかのプレ・イベントが開催されます。
■ 枠順抽選会
ドバイWCデーと同じ週の水曜日正午から開かれます。すでに抽選済みの6つのレースの枠順が次々と発表され、最後にドバイWCの枠順抽選会がマディナ・シアターの舞台上で繰り広げられます。抽選人は、オーナーや調教師など厩舎関係者が務めます。まずスクリーンに出走場の代表的なレース・シーンが映し出された後、抽選人がクジを引いていきます。このレース・シーンは実況アナの音声付で臨場感を煽りますが、それぞれお国振りが表れてなかなか面白いものです。
ゴドルフィンのスルール調教師が1番を引き当てた時には、場内からどよめきが起きました。何しろ今まで、1番ゲートで優勝した馬はいなかったからです。名調教師と称される彼も、さすがこの結果には「1番だけは避けたかった…」と落胆の色を隠せませんでした。しかしエレクトロキューショニストは、見事ジンクスを打ち破り、ドバイWCに優勝して、ゴドルフィンにまた新しい歴史を刻んだのです。


■ 朝食会
BREAKFAST WITH THE STARSは、ドバイWCの会場ナド・アル・シーバ競馬場で行われる大朝食会です。スタンド前の芝生に並べられたテーブルで、ビュッフェ形式の朝食を取りながら、コースを走る馬を見物したり、関係者のインタビューを聞くことができます。どの騎手や調教師が現れるかは事前に発表されませんが、一般客も運がよければスター騎手との記念撮影や、サインをもらうことができます。
今年はブラスハットのオーナー、ブラッドレー父娘、騎手のウイリー・マルチネスが各国のメディアに囲まれていましたが、負けないくらいかそれ以上の注目を集めたのは、カネヒキリの角井勝彦調教師と武豊騎手でした。英国のメディアから「武さんは日本のデヴィッド・ベッカムのような存在(スポーツ・競馬に関心ない女性子供にも人気がある)だそうですが、その点をどう思われますか?」と質問され、武豊は苦笑しながらも「騒がれ期待されるのは悪い気はしません」とスマートに答えていました。
9時をまわってようやくデットーリの登場、ウンカのように群がる各国メディアの質問に、てきぱきと答えて疾風ように去って行きました。やはり彼はスター中のスター、別格です。彼はこの後、ゴドルフィン・ギャラリーの蝋人形お披露目に向かいました。




■ アラビアン・ナイト
アラビアン・ナイトは、木曜の夜、砂漠の中に作られた大テントで、ドバイWC関係者とメディアが一堂に会するパーティーです。観光ツアーで有名なデザート・サファリをぐっと大掛かりにしたもので、バーベキューを中心とする、食べきれないくらいの様々なビュッフェ料理の数々、水パイプ、ヘナ、ラクダ乗り、鷹匠との記念撮影といったアクティビティを楽しみながら、各国のメディアと競馬関係者の、情報交換と商談があちこちで繰り広げられます。その場を積極的に活用する外国人に較べ、日本人関係者はまだまだ控え目な印象を受けます。せっかくの交流の機会ですから、ぜひ苦手意識を払拭してもらいたいものです。
宴も終盤に入る頃、お決まりのベリーダンスが始まります。そして22時をとっくに回ったころ、ようやくモハメッド殿下が夫人のハヤ王女を伴ってご登場!懸命に制御するセキュリティを掻き分け、群がるメディアを掻き分け、お二人のツーショットをケータイ撮影する野次馬?が後を絶ちませんでした。


モハメッド殿下といえば世界一の花火好きとしても有名、殿下に関わりのあるイベントでは、いつもいつもドッカーン、ドッカーンと派手に花火がぶち上げられます。そうです、ドバイでは殿下のご意向で、年中何かといえば花火ドッカーンなのです。今回もご他聞にもれずで、ローカルと外国人はウォーッと歓声を上げていますが、日本人から見るとこんなもん、チャッチイ、チャッチイって感じです。「何でも世界一がお好きな殿下」ともあろうお方が、この程度で満足しておられてはいけません。ぜひ一度夏の「教祖祭PL花火芸術」にご招待申し上げたい。世界一の日本の花火大会をご覧になることを、殿下にご提案申し上げます!


★ イントロ
★ 世界一リッチな競馬レース
★ 若手騎手の活躍と日本調教馬の参戦
★ モハメッド殿下
★ ゴドルフィンとフランキー・デットーリ
★ プレイベント (このページ)
★ 馬券がなくても楽しめる
★ 来年の展望
■ 写真について MIYOKO Akiyama撮影