今年も行ってきました、ドバイ・ワールド・カップ! (1)


(下)ドバイ・デューティー・フリー4着ウォツカの谷水オーナー(左)と角井調教師(右)
今年も行ってきました、ドバイ・ワールド・カップ!今年は第2レースのゴドルフィン・マイルから第7レースのドバイ・ワールド・カップまで立ち通しで、一度もプレス・センターに戻らず、騎手や調教師に張り付いて(?!)取材を敢行しました。以下は各レースのレポートです。
1着賞金:$150,000 賞金総額:$250,000
カハイラ・クラシックは、純血アラブ限定のUAE国内G1競走であることから、UAEローカルにはことのほか人気のあるレースです。UAE大統領相シェイク・マンスール・ビン・ザイード・アル・ナヒヤン殿下所有の新星ミズナが、無敵と思われたマジャニの4連覇を阻みました。直線コースに来て先頭に立ったマジャニですが、いつもの元気がなく、すぐ後方に付けていたミズナに抜き去られたのでした。ミズナの調教師ルマルチネルは「彼女は多忙なシーズンを過ごしたので、暫く休養させます。そしてタイトルを防衛するために、来年又カハイラ・クラシックに戻ってきます!」と力強く語りました。長年王者の座に君臨したマジャニが、6歳の牝馬にその座を明け渡す時が来ました。新女王の誕生です。
(写真提供:ERA)
南半球産馬3歳以上
1着賞金:$600,000 賞金総額:$1,000,000
ゴドルフィン・マイルはダートのマイル最強馬を決める競走で、2006年武豊騎乗のユートピアが優勝したことが記憶に残るレースです。2006年ケンタッキー・ダービーで、名馬バルバロと共に勝利したペルー出身のエドガー・プラード騎乗のダイヤモンドストライプスが、ゴール前の激しい競り合いで、ゴドルフィンのエルーシブ・ワーニングを1馬身1/4引き離し勝利しました。この馬のオーナーの1人アッバス・マスリは「今私は興奮して何と言ってよいか分かりません。馬はとてつもなく大きな走りをしました…」と喜びを隠せませんでした。プラード騎手も「彼は最後まで力走し激しく戦いました。私は本当に誇りに思います」と語り、まさに上昇機運に乗ったダイヤモンドストライプスの前途を祝しました。
(右)ゴドルフィン・マイルの優勝騎手エドガー・プラード
1着賞金:$1,200,000 賞金総額:$2,000,000
前評判通り、南アフリカのオナーデヴィルが圧勝。2着のロイヤルヴィンテージも同じく南アフリカ馬です。見事ワン・ツーを決めた両馬の調教師マイク・ドゥ・コックにとっては、忘れられない夜となりました。「2頭ともよくやってくれて私は誇りに思う。今後オナーデヴィルはブリーダーズ・カップを視野に入れている、また来年のドバイ・ワールド・カップにはロイヤルヴィンテージの参戦があるかも。」と満面の笑みで勝利の喜びを語りました。日本からは藤田伸二騎乗のイイデケンシンが出走、大外からのスタートは悪くなかったものの、じりじりと遅れを取り、直線コースに差し掛かる手前で急に失速し、8着と言う残念な結果に終わりました。

(下)UAEダービー表彰式、オーナーのシェイク・モハメッド・ビン・カリファ・アル・マクトゥーム殿下
1着賞金:$1,200,000 賞金総額:$2,000,000
このレースで、英オッズ2.75倍の1番人気に応えて優勝したベニーザブルは、アメリカ東海岸を代表する強豪馬で、ゴドルフィン・マイル優勝のダイヤモンドストライプスと同じ、リック・デュトローJr師の調教馬です。そして騎手は又しても、ダイヤモンドストライプスと同じく、エドガー・プラードでした。ドバイ初参戦でV2を達成したプラード騎手は「それはデュトローJr調教師のためにも、とても喜ばしい経験でした。ベニーザブルは、驚くべきスピードの非常に素晴らしい馬です。彼は世界一に向かって走れることを証明しました。」と誇らしげに語りました。2着のイディオットプルーフは西海岸を代表する馬です。東西強豪のワン・ツーはゴールデン・シャヒーンにおける、アメリカ馬の相変わらずの強さを改めて印象付けました。対象的に大きな失望となったのが、2番人気のゴドルフィンのダイアボリカルでした。フランキー・デットーリ騎乗にも関わらず、地元の期待に答えられず7着に沈みました。
(右)ゴールデン・シャヒーン表彰式、カップを授与されるプラード騎手
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MIYOKO Akiyama (2008-4-8)
■ 写真について MIYOKO Akiyama撮影