2007年5月3日
ドバイ・ワールド・カップのツアーに参加された樋口様よりレポートをいただきました。

ドバイ・ワールド・カップ・ツアーに参加した神戸市の樋口景さんに、競馬関係者とは一味違う視点で、ワールド・カップを中心に、急発展するドバイについてレポートしていただきました。 (MIYOKOの2006年度ドバイ・ワールド・カップ・レポートも、合わせてご覧ください。)


(下段) モハメッド殿下のポスターを掲げて熱狂する観衆
シェイク・モハメッドの写真を掲げて叫び、歓びを爆発させる観衆。2007年3月31日、12回目を迎えたドバイ・ワールド・カップ・デイの最終レース、ドバイ・ワールド・カップでインヴァソールが優勝した瞬間、ナド・アル・シーバの盛り上がりも最高潮に達したのです。 無料で観戦できるスタンドにつめかけた外国人労働者たち。その多くはインド・パキスタンなどアジアから仕事を、より良い暮らしを求めてやってきた男たち。日ごろのウサはさまざまあろう彼らが、レースごとに熱狂し、歓声をあげ、ドバイの首長や王族の馬を応援する姿に、アラブ首長国連邦というちょっと変わった国のみなぎる力の一端を見た気がしました。 「ちょっと変わった国」と言うのもいろいろ理由はあります。ワールド・カップ周辺そして街歩きの途中で出会ったこの国の不思議な魅力の一部をお伝えしましょう。


(下段) 2010年完成予定の新競馬場メイダン
3月30日、レース本番の前日にドバイ・ワールド・カップ主催者が仰天プランを発表しました。それは、「新競馬場Meydan racing complexの建設」と「ドバイ・ワールド・カップの賞金増」。アラビア語で、人々が集まって競い合う場所を意味するMeydanこそドバイ首長・UAE副大統領のモハメッド殿下のビジョンを表しています。 そのプランの内容がまた破格。総工費10億ドルをかけて建設される新競馬場は、現在のナド・アル・シーバに隣接し、規模はおよそ3倍。4万人を収容できるスタンドに、10のレストランと5★ホテルが併設されるほか、ゴドルフィン・ギャラリーや博物館などの施設も新たにオープンします。もちろん駐車場も十分な収容スペースが確保される予定です。そして、こけら落しとなる2010年のワールド・カップからは総賞金が現在の600万ドルから1000万ドルに増額されることも発表されたのです。