2008年5月11日
FIFAビーチサッカーワールドカップ2008 アジア予選の決勝は日本とUAEが対決し日本は惜しくも3−4で敗れました。3位はイラン。 3位までが7月フランスのマルセイユで行われる本大会への出場が決定しました。
このアジア予選に視察団を率いられましたJAPANビーチサッカーネットワークの伊藤寛之氏よりアジア予選のレポートをいただきました。

おはようございます。 現地時間、11日(日)の7:13です。 日本チームも日本人審判の小野寺さん櫻田さんも、昨晩のフライトで帰国しました。 私たちは、今日午前中にUAEサッカー協会を表敬訪問して、23:15のカタール航空で、ドーハ経由で帰ります。
結局、今回の大会出場国が6チームになり、スケジュールを短縮したこともあり、レセプションは行われませんでした。
5月10日(土) 今日も晴れ 今日も気温40度以上
今日も、暑い1日が始まろうとしていますが、本当にエキサイティングで熱かった、昨日の日本vsUAEのファイナルの模様をお伝えしましょう!
ファイナルの前に、3位決定戦が行われましたら、実力に勝るイランが中国を4−1で破り、残りのワールドカップ出場権を獲得しました。
そして今日こそアジア初優勝!アジアのトップを取る!を合言葉に頑張ってきた成果を出す時が来たのです。
バックスタンドは、UAEサポーターで埋め尽くされたため、私達はバラバラに座っていた日本人の方たちと、ゴール裏席に移動しました。 試合開始のセレモニーが行われ、いよいよ36分間の死闘が始まろうとしています。 控え選手は、セミファイナルで調子を落とした若林と、ケガをした新垣がスタンドから応援することになりました。
2人にとっては辛いことですが、ベンチもピッチもスタンドも全て戦う気持ちは一緒です。
第1ピリオッド
ジャパンブルーニホンチームの先発メンバーは、吉井・田畑・牧野・山内・GK照喜名 UAEのキックオフで試合は開始されました。
■1分30秒
山内が相手エリアでシュート、UAEのGKがパンチングでクリアー その後UAEのフリーキックを照喜名がファインセーブ! 日本吉井のライン沿いからのフリーキックもGKのセービングで無得点!
ここで今大会初出場の永山が登場、本人も控えで悔しい思いをしてきたことでしょうから、その分をピッチで結果を出してほしいと思います。 どちらのGKも安定していて、互いにシュートを放ちますが点数が動かないまま迎えた5分36秒、UAEの10番にパスが渡ります。牧野の体を預けながら、左に反転しながら浮いたボールをすばやくシュート! ボールは無常にも日本ゴールに叩き込まれて0−1
日本はこの大会で始めて先制点を奪われ、追う立場となったのです。
■10分00秒
照喜名とFPの間で行われていたパス交換で、イラン審判から5秒ルールのファウルを侵したとみなされ、UAEにセンターからのフリーキックが与えられる。
これを決められ、0−2と苦しい立場に追い込まれる。
第2ピリオッド
山内・田畑・牧野・上原・GK照喜名 UAEのキックオフで第2ピリオッドが開始される。
■5分19秒
吉井のコーナーキックを山内がヘッドで押し込み1−2となる。 スタンドの日本応援団は大歓声! 手作りの日の丸がスタンドで勢いよく振られます。
■7分16秒
ゴール前10mぐらいでパスを受けた山内は、右に流れながらクロス気味の抑えたシュートを放ち、これが決まり2−2の同点に追いつく! その後も日本の動きは良く、合宿で練習してきたコンビネーションと走力は、このファイナルでも一際輝きをましているようでした。
吉井・上原とシュートを放ちますが、追加点を奪えずに第2ピリオッドを終了
第3ピリオッド
山内・田畑・牧野・上原・GK照喜名 日本キックオフ
■1分32秒
UAEエリアの深い位置で、日本選手が詰めを躊躇した隙をつき、8番の司令塔がボールをスコップしてシュート、これが入って2−3とまたリードを許してします。
しかしその直ぐあとの日本のキックオフで、山内がスピードに乗ったシュートを叩き込んで3−3の同点!
■5分
日本ゴール前、なかなかボールがクリアーできない、いったんは日本ボールになりかけたがUAEの10番に奪われ、そのまま弾丸シュートが日本ゴールに突き刺さる!
これで3−4と、またしてもUAEが一歩リード。
■9分9秒
日本のファウルでUAEに、PKラインの直ぐ後ろでフリーキックが与えられる。 絶体絶命、蹴るのはUAEのモンスター10番、低い弾道のシュートは照喜名がファインセーブ! スタンドで大きな歓声が沸き起こります。
その後、日本が攻め続けますが、相手の体を張ったプレイに、得点をとることができません。
そのまま時計は進み、やがてUAEサポーターのカウントダウンが始まります。10−9−8−7−6−5−4−3−2−0 その時点で日本のアジアチャンピオンの目標は砕け散ったのでした。
しかしながら、こんなにエキサイティングで観ているものを、魅了するゲームはそうそう出会ったこともありません。 日本・UAEの両チームの選手に心からの拍手を送りたいと思います。
そして日本代表は、7月のワールドカップに向けて、この悔しさをバネにして一回りもふた周りも強く・大きくなってフランスのピッチで栄冠を掴んでほしいと願います。
JBSN 伊藤寛之
■伊藤寛之氏PROFILE
1955年12月26日生まれ
学生時代より空手、サッカー、バスケットボールに勤しむ。Jリーグ発足年から、本格的スポーツビジネスに移行する。
横浜フリューゲルスの会場運営を皮切りに、現在では大分トリニータの運営・九州トップチームによるトレーニングキャンプのコーディネイト・キリンカップなどのサッカーイベントに携わる。
サッカー以外でも、世界水泳・世界バスケットボール選手権大会なども、運営や会場設営などの管理を行う。また、ビーチサッカーに出会うことから、自然環境への関心が高まり、世界的環境
グループであるNPO法人グローバル・スポーツ・アライアンスが展開しているエコフラッグムーブメントを、氏の活動の柱と定め、美しく安心してスポーツができる地球環境を次世代に残す運動を行っている。
- JAPANビーチサッカーネットワーク(NPO法人申請中) 常任理事
- NPO法人 マリゾンビーチスポーツクラブ 理事
- NPO法人 エスペランサ熊本 理事
- (財)日本サッカー協会 ビーチサッカー部会員
- NPO法人 グローバル・スポーツ・アライアンス 九州沖縄キャプテン
- ふくつビーチサッカーフェスティバル副実行委員長(福岡県)
- 金武町ビーチサッカーフェスタ副実行委員長(沖縄県)
- バンビーノスポーツ(株)専務取締役