2010年4月22日
今回からナドアルシバ競馬場からメイダン競馬場に開催が変更された、といっても実際は旧競馬場の敷地にかぶって新競馬場が建設されている。つまりメイダンというのは地名というよりも競馬場を含むレジデンス、ショッピングモール、公園、オフィスビル群のなどの総称(メイダンシティ)と考えた方が分かりやすい。
今回は昨年開通したドバイメトロそしてドバイモール、ドバイ空港第3ターミナルをあわせてレポートしてみた。
■ドバイメトロ

昨年(2009年)秋開業した中東初の鉄道である、メトロとなっているが、運河を挟んだ数駅が地下であとは地上を走る。乗車にはNOLカード短期用(赤色紙製)と5年有効の(プラスチック製)がある(他にGold,Blueがある)。切符はないので初回の購入では目的地までの運賃とカード代が必要である。昨年の春はバスも現金で乗車可能であったが、今はこのNOLカード専用となっており、現金ではいっさい乗車出来ないので注意が必要である。これらのカードはメトロの駅で購入可能で窓口か券売機で購入チャージができる。
最後尾車両は女性、子供専用となっているのでこれも注意が必要だ。とにかく慢性渋滞の市内であったがこのラインが開通したことにより、タクシーも拾いやすくなったような気がする。
■メイダン競馬場

新競馬場であるが巨大の一語につきる、スタンドも何か日本の競馬場に近いものがあるが特に広大な駐車場スペースには圧倒される。個人的には昨年までナドアルシバのほうが雰囲気もありよかったがキャパの問題もありこうなったのであろう。完全に完成されていないこともあるが、これも年月を経るとしっくりしてくるのではないだろうか。
まず一般有料席であるが昨年までのインターナショナル・ヴィレッジからアプロン・ビュウズに改称された。施設についても昨年までは併設されたゴルフコースの芝上に展開されたオープンなお店で競馬観戦というよりも飲食しながらの会話を楽しむ人で華やかな雰囲気がしたのだが、今年は競馬場の建物の1階部分がフードコートになっており、そこで飲食、談笑となるところが大部分である。雨が降った場合濡れなくて済むが(昨年は珍しく雨に悩まされた)いま一つ盛り上がりにかける。
また昨年まではパッドック前の特別席を挟んで左手が一般無料席、右手が一般有料席であったが、特別席との間に一般無料席が配置されたことにより表彰式、パドックが遥か彼方でしか見ることが出来ない(有料席から無料席への通過は可能だが無料席の人が増えてくるとかなり困難)。レースを真剣に見ようとする有料の観客(日本人が多いが)はちょっと不満である(入場料金もこれまでよりも高くなっているのにかかわらず)だが、これも考え方で、通常はあまり楽しみのないドバイに出稼ぎに来ている人達へのマクトゥーム殿下の思し召しと考えるべきなのだろうか。

さてレースの方であるが昨年までは全7レースであったが今年は全8レース組まれ、2レース目にアル・クオッツ・スプリントが新設された、日本では新潟競馬場の直線1,000メートルが有名であるが、さらに長く1,200メートル、いわゆる電撃の6ハロンというレースでコース途中からみてもスタートが遥か彼方である。
それと準メインレースとも言われるドバイ・シーマ・クラシック(芝2,410)ではスポンサーがあの不動産大手のナキール社が降り、中国のグアンシャ社となっている、ちなみにグアンシャ社は競馬場に併設されている広大な駐車場の工事を引き受けているそうだ。恐るべし中国というところか。
新競馬場のダートは従来のものよりも日本のダートに近くなり日本馬が有利という前評判もあったが、ドバイ・ワールドカップ(ダ2,000)ではレッドデザイアは11着に沈んだ。ちなみに総賞金は600万ドルから1,000万ドルに跳ね上がっている。
日本馬の活躍はドバイ・シーマ・クラシック(芝)のブエナビスタの2着に食い下がったのがいっぱいであった。
(左より2)アル・クオッツ・スプリント右から2番目JOY AND FUNを操るブレット・ドイルが優勝
(左より3)観客席を望む
(右)一般有料席より表彰台を望む
| レース | 賞金総額 | 着順 | 馬 | 騎手 | |
| R1 | Dubai Kahayla Classic | 25万$ | 1 | Jaafer | Adrie de Vries |
| R2 | Al Quoz Sprint | 100万$ | 1 | Joy And Fun | Brett Doyle |
| R3 | Godolphin Mile | 100万$ | 1 | Calming Influence | Ahmad Ajtebi |
| 4 | Glorious Noah | Shinichiro Kobayashi | |||
| R4 | UAE Derby | 200万$ | 1 | Musir | Christophe Soumillon |
| 3 | Mendip | Lanfranco Dettori | |||
| R5 | Dubai Golden Shaheen | 200万$ | 1 | Kinsale King | Garrett Gomez |
| 4 | Laurel Guerreiro | Shinji Fujita | |||
| R6 | Dubai Duty Free | 500万$ | 1 | Al Shemali | Royston Ffrench |
| R7 | Dubai Sheema Classic | 500万$ | 1 | Dar Re Mi | William Buick |
| 2 | Buena Vista | Olivier Peslier | |||
| R8 | Dubai World Cup | 1000万$ | 1 | Gloria De Campeao | Tiago Pereira |
| 11 | Red Desire | Christophe Soumillon |
■ドバイ・モールとターミナル3

昨年、ドバイモールは一部を除いたオープンでしかなかったが、今年は完全オープンとなっていた。エミレーツ・モールの人工スキー場に対抗してかスケートリンクがありスケーティングに興じている人が見受けられた。こちらはドバイ・ダウンタウン地区にあり、そばにあの超高層ビル、ブルジュ・カリファそそり立ち、高級ホテル、ジ・アドレスのそばの大噴水のショーが楽しめられる。またメトロのドバイ・モール駅もオープンし、空港にもまた他の地区に移動するにしても大変便利になった。
またモール内ではフリーのワイヤレスインターネットが利用できる。ワイヤレスの接続でDubai Mallを選択しブラウザを立ち上げると認証画面になるので、初めての場合ここで登録するのだがここのメールアドレスは携帯電話のアドレスにしておくこと、そうすると携帯メールの方にパスワードが送られてくるので、それをパソコンの認証画面に入力すると利用可能となる。
ドバイ空港は第1ターミナルと第3ターミナルがあり、現在エミレーツ航空は第3ターミナルを使用しているが、この原稿時点では第1ターミナルはメトロで直結されていない、従って他のカタール航空など第1ターミナル発着の航空会社は、ターミナル間の移動にシャトルバスを利用する。、第3ターミナル駅で降りた場合、ひとまず出発ロビーフロア(2F)に向かい、いったん表に出てシャトルバスに乗ることになる、但し、乗客ががある程度の人数乗らないと出発しないので時間には要注意である。
(左より2)ドバイモールのスケートリンク
(左より3)待機中のシャトルバス写真上部にメトロから出発ロビーへの通路が見える
(右)シャトルバスの乗降口